差出人の気持ちが伝わる

私が小学生の頃は、同級生同士で年賀状を送りあうために住所を聞きまわっていました。
自分なりの住所録を作成する達成感も、年に一度の楽しみだったように思います。
たった十数枚程度でしたが、一枚一枚丁寧に宛名、住所の下書き、上書きをしたものでした。

そして一番手を掛けたのはもちろん裏面です。
私はちょっとしたこだわりを持っていて、同じ絵を送りたくないので友達ごとに違う絵を描きました。
様々な色の太いペン、細いペン、スタンプ、絵具等を机に並べ、友達の顔を思い浮かべながら作成した時間は、とても大切で愛おしいものだなと思います。

メール等が普及した今の時代にこそ、はがきのやりとりは温もりを送れる重要なツールだと感じました。

毎年の楽しみである年賀状のお年玉。
残念ながら切手しか当たったことがありません。
子供のころから親と番号をチェックするのが我が家の恒例でした。
いつも切手が2、3件当たるのみで、がっかりしていたことをよく覚えています。

そんな昔を思い出しながら、昨年もまた切手が当たったので、幼い娘と切手をもらいに郵便局へ向かいました。
すると、窓口の方が娘に「この切手で、お手紙また出してね」と笑顔で受け答えをして下さいました。
家に帰ってさっそく娘が、「ばーばにおてがみかく」と言って鉛筆を手に取り、楽しそうに書いていました。

がっかりして受け取っていた切手でしたが、子供に手紙のやりとりを楽しいと思ってもらえる、嬉しいきっかけを作ってくれた年賀状のお年玉に感謝です。

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